トム・ヤム・クン!


マッハ!で旋風を起こしたトニー・ジャープラッチャヤー・ピンゲーオ監督の第二弾。
まず監督の名前がうろ覚えがちで口頭ではウマク言えない。


ジャケットのキャッチコピーからしてパンチが効いてる。


『取り戻したい愛がある、
取り戻したい象がいる。』

愛の後に象か、とその象の重きに衝撃を受けるコピーだ。
普通逆じゃね?


内容は、もうそのままね。象を取り戻す話だ。
ストーリーは相変わらずどうでもよいが、それでも最後の最後にはシンミリというか、ちょっと感動してしまうからこの監督は不思議だ。
肉体を使った物凄い格闘シーンの後に感動が待ち受けているとは誰が思おうか?と。


終盤、ワンカットのシーンがある。
ビルを戦いながら登って行くという、死亡遊戯的なシーン。
5分ちかくあったと思うが、それを1台のカメラがトニージャーを追って撮り続けているというすげぇもの。
1人でもミスしたら最初から撮り直し?ほとんど神業。
最後の方になるとトニージャーの動きのキレも落ちてきて、疲れているのが分かる。そこがまたリアルである。