ヒットマンズ・レクイエム


・言い回しがセンスあってオモシロイ。これが洗練されたブリテッシュジョークなのか!?って知らんけど。
・すごい【八の字】眉毛、一見の価値あり!
・結構切ない、というかいい話じゃないのか?単純な『いい話』とはちょっと違うけど。


/コメディじゃないだろ?



ジャケ写でなぜかコリン・ファレルはアイスを持っているが、そんなシーンはなかった。一体誰がコイツにアイスを持たせたのだろう?
ジャンル分けでコメディとされているのだが、コメディじゃねぇだろう。
言い回しや台詞の掛け合いはオモシロイし笑えるんだが、内容がねぇ、コメディとは言いがたいほど割とシリアス。


しかしだ、コリン・ファレルは眉毛下がってる下がってるなぁーと思ってはいたが、ここまで見事な【八の字】を描くともはや芸術の域に達している。驚くほど情けない顔になる。
いやはや、なんというか、過去に縛られている、後悔を引きずっているこの役柄にあの眉毛は嵌まり役だ。


まぁ、全編通して暗い雰囲気なのだが、どうにも台詞はオモシロイ。


『中は狭いから行かないほうがいい』
「どういうことだ?」
『お前らが超デブだってことだ』


こんな会話をしててもBGMはレクイエムのようなくら〜い曲が流れている。そんなギャップ。
しかもずっとこのくら〜い曲が流れているから、わけがわからない。


まぁストーリーはめんどいから書かないけど、これはおススメできるオモシロイ映画だったゾ。
どちらかといえば、シリアス・ヒューマンよりで節々に笑えるような笑えないようなブラックジョークが入り混じり飽きずに観れた。
『マジメにこういう作品作ること自体がジョークなんだよね』
そんな風に言われたとしたら、もうお手上げである。


うん、おもしろし。