ヒーロー・ネバー・ダイ

・やべぇ、超オモシロイ!
・物凄いコトやってるけど、ストーリーは意外にも丁寧。
・かっこよすぎっw
・ヒーローはネバーダイだったけど、ヒロインはダイした。


/出だしの人物関係が見づらい。説明不足。



いやいやいや、すごいよジョニー・トー監督。
笑えるし、かっこいいし、じんわり泣けるし。
熱い、熱すぎるぜジョニー・トー。


マフィアな話。
『占いなんてあてになんねぇ、俺たちの力は銃だ』とかっこよくピストルを持ち上げるんだけど、そのすぐ後に並んで立ちションしてるの。マフィアが。連れション。
みんなライフルとかピストル持ってたのに、一人が立ちションしたら全員ズボンの中にピストルしまって立ちション。
何してんの?この人たち!?って立ちションです。


『俺たち、何人生き残れるかな?』
『知るか!占い師に聞け!』


痺れますね、こんな台詞まわし。
痺れるといえば、エルビス並にかっこつけて足をこう、バッバッと伸ばしているシーンがある。
おいおい、スゲェかっこつけてんなーと思ってたら、おもむろに立ちあがるって、足が痺れてるだけなシーン。
ありえない日常を生きるマフィアも一人の人間なんだぜ、ってコトか。
妙に普通のほんとに『普通の』人である事を見せてくるんだよなぁ。


おそらくジョニー・トーって、中二病患者的な要素をふんだんに持っているんだと思う。
誰しもどこかで持っている、『男らしいカッコよさ』を追求しているんじゃないか?
この作品の主人公はやりすぎなくらいにカッコいい。くらいというか、やりすぎだ。
だがしかし、これぞ男の美学、まさにカッコよさの追求。


じゃなきゃただの阿呆だ。どっちかだ。


ラストの車椅子が迫ってくるシーンには戦慄が走る。と、どうじに笑撃も走った。



まじオススメ。ほんとに面白い。これぞ映画、エンターテインメント。