暗戦 デッドエンド
- 出版社/メーカー: ケンメディア
- 発売日: 2001/01/12
- メディア: DVD
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・激シブっ!
・ラウ・チンワンは良い俳優だ。
・ちょっとはさまれるラブストーリーが切ない
/画面暗い
いや、これ良いっ!!
すんげぇ渋いの。
ざっくりと内容紹介すると、死期の迫ったアンディ・ラウが警察相手に犯罪というゲームを仕掛ける。そんな感じ。端折りすぎだな。
まぁ、このアンディがさ、自暴自棄というわけでもなく、死にたくないよぉ〜でもなく、死を受け入れた結果、自分は何をすべきか?的ななんというかなぁ達観的?冷静?そんな感じ。
それでこれまたざっくり言ってしまえば『復讐』なんだけど、それ以上ににじみ出ているのは『自分の存在を誰かに覚えておいて欲しい』それに尽きる。
犯人と刑事、犯人曰く『ゲーム』をやりとりをしてくうちに、奇妙な友情、互いの力を認め合う的なヤツが芽生えるわけよ。これはまぁよくある話だよね。
だけど、犯人の方はもうまもなく死ぬわけ。で、聞くのさ。
『お前は俺のコトを忘れないか?』
「忘れれるはずがない」
『それは、うれしいな・・』
もうこのシーン激シブ!前後関係考えると泣ける泣ける。
死期が迫っているコトに対して、必要事情に涙を誘おうとせず、あくまで主軸は『男の生き様』。
この不器用のような無骨のようなトコロ、それでいてスタイリッシュ・ユーモア溢れるトコ、何をとってイチオシな一本であった。
ハラリと恋愛が混じるのだけど、そっちに行かずあくまでラストに向けてのちょいとした手段的な使われ方しかしない。
しかしその恋愛がこの話に切なさを加えてて、物凄く良い。
ほんとに面白かった。