映画は映画だ
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・興味しろい
・ソ・ジソプがカッコいい
/最後の殴りあい、どっちがどっちやねん
これはオモシロい。
ストーリーもさることながら、この設定からでてくるメタ。
映画の中で映画を撮っていると、その二重構造に目が行ってしまう。つまり、映画の中で言っていることは、それ自体が現実に対してある意味を示唆しているということ。
うーん、言いたいことが分かりづらい。
カン・ジファンが『スタ』という役柄を演じて、そのスタがさらに劇中劇の中で役を演じる。ソ・ジソプも同じ。
でだ、ソ・ジソプ演じる『ガンペ』は現役バリバリのヤクザなので、ふとしたことで現場が凍りつくかなり怖い存在。
スタとガンペを主軸にして見ると、どこまでが演技でどこまでがリアルなのか分からないヒヤヒヤ感がある。
ところが、カン・ジファンとソ・ジソプにしてみたら、これは完全なる演技なわけで、、、ってそこが実にオモシロいのだ!
最終的に、『所詮映画は映画なんだよ』とヤクザもんの壮絶さを見せ付けられたわけなんだけど、それ自体がそもそも映画であるという事はつまりどういうことだろう?
そんなメタフィクションぽい感じで堂々巡りしながら考えると、実にオモシロい映画だった。