マッハ2
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- 発売日: 2010/07/07
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スマンッ!つまらんっ!!
前作はそりゃもう傑作だった。
というか爽快極まりなく、ストーリーうんぬん、いやストーリーなんてもうどうでもいいという感じではちゃめちゃを楽しめた。
アクションが見せ場、ものすごい躍動感、ありえない攻撃、そこ肘!?ともう感動の嵐だったのだ。
しかし、、、しかし、、、
なんだこの2作目!?
監督もトニー・ジャー自らやってしまったことが原因か?
アクションだけでなく、話に深みを持たせようとしてる感がある。
単純明快だからこそ、楽しめたアクションだったのに、ただただ分かりづらいだけの駄作に成り下がった。
そして武器の多用。
お前ら肉体がすげぇんだから武器いらんだろう?
物凄い動きを期待してみてるわけ。
それなのに武器で戦うとかそりゃありかい!?
ともかく話が分かりづらい。
目的が見えない。
アクションも中途半端で必死感があまりない。
びみょーーーーー
シャッフル
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曜日がばらばらにやってくるという設定がオモシロい。
徐々に整理されれば分かってくるのだが、初めの方の『一体今日は何曜日なんだ?』という緊張感が堪らない。
ただ恐らく、この映画のメッセージ性が『信仰を失うな』的なところにあり、それはとってつけたようでシャラくせぃ。たいへんシャラくせい。
一番初めに結果がやってくるところがミソ。
水曜日に旦那が事故に会い、映画はその知らせを聞いた木曜日から始まる。
曜日がばらばらに来ると分かった時点で、その事故をなんとか阻止しようとするのは人として当然。
だが、一番初めに木曜日がやってくるのだよ!!
これはつまり、『信仰を忘れなければ、どんな結末だろうと受け入れられる』ということか?
そこらへんが押し付けがましくシャラくせい理由である。
そこを抜かせば普通にオモシロかった。
ウェイヴ
- 出版社/メーカー: アットエンタテインメント
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独裁制とは?というコトを実際に授業で行ったという話。
嫌悪感を抱いていた学生が、徐々にその一体感に嵌まっていき暴走しだすのは実に興味深い。
学生達の行動が、一挙に『活動』となり異端を排除しだす。
ナチスに対し反省を求められるドイツで、という設定がまたオモシロい。
観る側で特に考えるコトはない。
学生達の変化をただ見守るだけである。
あれよあれよと進んでいき、終わってから『ふむ、おもしろかった』そんな感じ。
特になんら考えずに制服を着ている日本なんて、ただでさえ集団でないとなにもできない人種だし、こういった催眠的なものにかかり易いだろうなぁ。
怖いなぁ。。。
天使の眼、野獣の街
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
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ジョニー・トー製作ということでいかがなもんかと。
本作品の映画はジョニー・トーのもとでシナリオを書いてる人だとかで、雰囲気としてはたいへんよく似ている。
シリアスな場面でもちょっとしたユーモアを織り交ぜてきたり、派手な事はないのだけれど、緊迫感があったりとそういった点諸々が似ている。
相変わらずラム・シューが出演しており、こちらも相変わらず渾名が『デブ』である。
ラストのあっさりさがどうしても受け入れられない。
『子豚』と呼ばれる彼女の成長にポイントがあるのだと思うけど、なんら絡んでこないではないか。
これでは一体何の為に!?と思わないでもない。
とはいえ、途中の緊迫感やいつもの対比、ときおり混ざるユーモア、そういったものがこれだけ地味な内容ながら十分楽しめた作品だった。
チベットチベット
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・チベットの映像が満載
/語りや構成が素人っぽくて少し退屈。
旅行者としての視点で捉えているのであろうか、根底には在日である監督自身のアイデンティティの在り場所を求めたような話。
在日3世として日本で生まれ、韓国語はしゃべれない、日本人として生きている彼。
一方、亡命して国を離れたにも拘わらず、自分たちの民族を失わずに生きるチベット。
この対比がオモシロい。
亡命政権であるインドで生まれ、チベットには行った事のない子供もいるが、それでも自らはチベット人であり、チベットにいつかは戻りたいと言う。
一体この違いは何か?
だが物語として重要なのは、自分のアイデンティティの確立であり、民族に誇りを持とうというコトだろうか。
この監督の語りではイマイチ素人っぽさが抜けきれてなく、なんつーかなぁ、演出かもしれないが残念な感じは拭えない。
オモシロイ題材であるだけに、また映像なども貴重であろうだけに残念だ。
ただ、ダライラマの説法は思いがけず熱いものがこみ上げてきた。
さすがに違う。
宗教のお偉いさんというよりは、本当に『賢者』という風格を持ち、いいおっさん的な風貌を持ち、感動的であった。
映画は映画だ
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・興味しろい
・ソ・ジソプがカッコいい
/最後の殴りあい、どっちがどっちやねん
これはオモシロい。
ストーリーもさることながら、この設定からでてくるメタ。
映画の中で映画を撮っていると、その二重構造に目が行ってしまう。つまり、映画の中で言っていることは、それ自体が現実に対してある意味を示唆しているということ。
うーん、言いたいことが分かりづらい。
カン・ジファンが『スタ』という役柄を演じて、そのスタがさらに劇中劇の中で役を演じる。ソ・ジソプも同じ。
でだ、ソ・ジソプ演じる『ガンペ』は現役バリバリのヤクザなので、ふとしたことで現場が凍りつくかなり怖い存在。
スタとガンペを主軸にして見ると、どこまでが演技でどこまでがリアルなのか分からないヒヤヒヤ感がある。
ところが、カン・ジファンとソ・ジソプにしてみたら、これは完全なる演技なわけで、、、ってそこが実にオモシロいのだ!
最終的に、『所詮映画は映画なんだよ』とヤクザもんの壮絶さを見せ付けられたわけなんだけど、それ自体がそもそも映画であるという事はつまりどういうことだろう?
そんなメタフィクションぽい感じで堂々巡りしながら考えると、実にオモシロい映画だった。
デッドエンド 暗戦リターンズ
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・内容は酷い。だがオモシロイ。
・真面目に観る映画じゃない。
・まさかのラム・シュー
/前作の方がやっぱりいい
前作はもう名作であった。
男っぽさ、ユーモアセンス、切なさ、どれをとっても素晴らしくかつバランスの良い作品だった。
その流れで続編かと思いきや、どーした?コメディなのか!?
シリアスな仰々しい音楽は受け継がれているが、どうにも内容が合理性とか取っ払われている。
そんなこんなでコメディとして観ないと、なんじゃこりゃ?な仕上がりである。
もう前作を超えるのは無理。だから開き直っちまえ!と言わんばかりのハチャメチャぶりを見せ付けてくれる。
恐らく犯人も刑事も最高の頭脳を持っていると思われるが、それを微塵も感じさせない鬼ごっこ。
一日中走って追いかけっこ、それから自転車に乗ってのカーレース。
一体コノ人たちは何をやっているのか?
エレベーターが勝手に動き出す。
犯人はどこからやってくるのか?
どのエレベーターから!?
恐らく100メートルは離れている隣のビルから、マンオンワイヤー、つまり綱渡りで登場。
どうして?誰も気づかないの?
『落ちるなよ、たどり着いたら逮捕だ』
って当たり前じゃないですか。
まさかのラム・シュー。
前作に続いての出演だが、別役である。
前作ではラウ・チンワン演じるホー刑事とは敵同士であったが、今回は同僚役。
え〜〜〜〜〜!!??なんで?紛らわしい!
違う人使えばいいじゃない?
犯人の手がかりを見つけた!
へーそりゃなんだい?って犯人が飼っているであろう鳥を車で追跡するってそりゃムリだろう!
だいの大人、刑事たち(民間人も!)が双眼鏡で空を眺めて鳥を探している図なんて、笑い以外なにも起こらない。
内容はほんとに酷い。
それ必要?何してんの?不可能でしょ?どーしたらそうなるの?ホントに頭大丈夫?
その連続。
だけどシリアスぶって、真面目な顔で話は続いていくトコロがすごい。
そして笑えるオモシロさ。
エンターテインメントである。
野暮な突っ込みは止めて素直に笑っとけ。そんな作品。